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ファッションカラー
名前: ひろC
[2009/06/27,01:22:17] No.463
詳しいお話は専門家に任すとして、本当に基本的なことをお話ししたいと思います。
ファッションというものには、トレンド(流行)、ベーシック、レガシーなどの流れがあります。ベーシックは「染色」という立場では、現在あなたが染めているのがそれに当たります。レガシーはトラッドなど決まった形があるもので、その中での変化はあるにしても想像できないことではありません。ベーシックは今大量に染めているのでこれが無いところは困ります。しかし、料金は叩かれ、流れが止まったときのリスクだけは自分が負担しなければ成りません。そうするとトレンドということになります。しかし先行投資が必要です。
ファッショントレンドは、現在の夏物の売れ行きを見ながら、2年先のトレンドカラーをインターカラー(国際的な機関、国際流行委員会)が作成します。そして半年後にヤーン展が開かれ、流行の素材が選ばれます。一年前にその夏の売れ行きを見ながらフルミエール・ヴィジョンなどの素材展が開かれます。半年前には、デザイナーがコレクションを開き実際に販売します。
ということで、「染色」さんの立場は我々テキスタイルのずっと前を行き、自分の所での独自の技術を打ち出そうとするならば、2年前に参加の必要があります。しかし、実際にねらいが当たれば、果実は独り占めです。
トレンドカラーということですが、インターカラーを調べる必要があります。 日本のインターカラー代表 JAFCAホームページ http://www.jafca.org/trendcolor/inter.php
国際的な流れがありますが、実際にリードするのはパリ・ミラノですので、そちらを調べる必要が大です。こういったことから、大変に費用がかかりますが、たとえば、お隣の岐阜毛工では、デザイナーズコレクションの写真集など必要なものを、組合の集めた費用から購入し、皆で利用しています。単独で動かれるより、力を合わせることを考える情勢でしょう。
ひろC
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